舌・口唇・頬筋・咀嚼筋などのお口の周りの筋肉の機能を改善し、顎や歯列に与える圧力のバランスを整えるためのエクササイズです。不正咬合や矯正治療の後戻りなどの原因となる舌癖などの口腔機能の諸問題を取り除き、健全な口腔環境にすることを目的としています。
内容は患者さまの状態によってカスタマイズされ、お口の周りの筋肉、咀嚼、嚥下、発音の訓練などによって構成されています。
2~4週間ごとに歯科衛生士の指導のもとレッスンを受けていただき、ご自宅で毎日トレーニングを行なっていただきます。
矯正治療だけでなくMFTを行うことにより形態と機能の両面からアプローチすることができ、正常な顎や歯列の成長発育を促すとともに、矯正治療後の歯列の長期安定性を得ることができます。
また矯正治療期間の短縮にもつながります。
舌の動きや位置などを検査し、写真やビデオで食べ方や発音などの記録を行います。
通院は2~4週間に一度のペースで1回のレッスンは約30分です。
舌圧子を使って舌の筋肉を鍛えたり、スプレーで水を吹き入れて正しい飲み込み方の練習をしたり、食べ物を使って噛み方・飲み方の練習をします。
レッスンの内容は10~15分にまとめてボイスレコーダーに録音します。
録音したトレーニング内容をお家で聴きながら筋肉の動かし方を練習します。
他の習い事と同様に毎日しっかり練習を行う事が重要です。
前回のトレーニングのチェックや新しいトレーニングを練習します。
【レッスン期間】6か月~1年が目安
※習得度合いにより個人差があります。
日常生活の中で、夢中になって本を読んでいるときに口をポカーンと開けて上下の歯の間に舌が出ていたり、飲み込むときに舌を突き出し、歯を押すような動きをすることがあります。これを舌癖(ぜつへき)と言います。
歯列は外側から口唇や頬の筋肉に、内側から舌の筋肉に取り囲まれています。両側から圧力のバランスがつりあっている事で、歯は正しい位置に存在できます。
舌の動きや位置が正しくない状態にあると口腔機能(噛む、飲み込む、話す、呼吸、表情など)に悪影響を与えてしまうだけでなく、力のバランスが崩れ歯列は正しい位置を保つ事が出来ず、不正咬合の原因となってしまいます。
人は1日600~2000回、無意識に飲みこむ動作(嚥下)をしています。舌癖のある人は、そのたびに舌で歯を押していることになります。そのため、出っ歯になったり、歯と歯の間にすき間ができたり、前歯のかみ合わせが反対になったりと様々な不正咬合を引き起こすのです。
・いつも口がポカンと開いている
・舌足らずな話し方(サ行、タ行、ナ行、ラ行などの発音)
・飲みこむたびに舌が歯を押している
・鼻が詰まっている・口呼吸をしている
・舌の異常(舌小帯の付着異常・大舌症など)
・アデノイド・扁桃肥大、アレルギー性鼻炎などによる口呼吸(口を開けて息をするため、舌が常に低い位置にある)
・骨格の異常
・指しゃぶりからの移行
など
指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)、
顎口腔機能診断施設・歯科矯正診断施設
〒616-8104
京都府京都市右京区太秦下刑部町12番地サンサ右京1F
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
<午前> 10:30~12:30 |
● | ● | ● | - | ● | - | - |
<午後> 15:30~20:00 |
● | ● | ● | - | ● | - | - |
<午前> 10:00~13:00 |
- | - | - | - | - | ● | - |
<午後> 14:00~18:00 |
- | - | - | - | - | ● | - |
<日曜> 10:00~15:00 |
- | - | - | - | - | - | ● |
休診日:木曜・日曜(月1回 ※翌月曜休診)・祝日